グリズリー・ライフ

アメリカ生活や海外旅行でのTipsなど

ロシア旅行での注意点3つ

モスクワに計4日ほど旅行に行ったので、その経験を元に。

 

1.ロシア語やキリル文字が全くわからない状態でのひとり旅

事前に「ロシアでは英語は通じない」と聞いてはいたが、まさかここまでとは思わなかった…

国際空港の入国管理官や保安検査員ですら、英語が全くできないという人が普通にいます。しかも割と高圧的。覚えていろ、シェレメーチエヴォ国際空港。

TOEICの平均点は日本より高いはずだが、実感としては日本以上に英語が通じる可能性が低い。

若い人はそこそこの割合で英語ができる印象があるが、旅行中にヘルプを頼む方々(美術館や地下鉄の職員等)は年配の人が多い。こうなるともう、周囲で英語を喋れる人を探すか、ボディランゲージで戦うしかない。

特に厳しかったのが、地下鉄の利用。ホームの壁に駅名は書いてあるが、英語の記名はないため、本当に降りた駅が正しいのか不安だった。最低でもキリル文字と発音の対応は勉強していったほうが良いと思う。特に、вход(入口),выход(出口)の文字はよく見かけた。

なお、お腹が弱い自分は「トイレどこ?(Где туалет)」のみを集中的に発音練習したが、全く通じなかった。Гдеをつけるより、"トワレット"を連呼する方法に途中から切り替えたが、傍目から見るとすごく残念な人に見えたと思う

  

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英語表記?偉大なるロシアにそんなものは不要である。

 

2.空港からのUber/タクシーの利用

空港と市内を結ぶ高速鉄道(Aeroexpress)を利用した方が良い。

モスクワは予想以上に公共交通機関の治安が良かった。少なくともNYやサンフランシスコの地下鉄よりは安全に思う。

それに対して車(特にタクシー?)の運転はとんでもなく荒い(※)。

特にシェレメーチエヴォ空港から市内に乗ったタクシーはひどかった。

前の車を煽りまくり、ウィンカーを出さずに車線変更、すかさず相手の車のドライバーの顔を睨むの3連動作を完璧に実行するドライバーだった。ちょうど渡航中に煽り運転が日本で話題になっていたが、どこの国にも頭のおかしい人間はいる。

車のメーターは100キロ近くを指しているのに、なぜか前の車のナンバープレートについているシールがはっきり見えた。おそらく車間距離は5メートルくらいだったのではないかと思う。

スリルの大きさに対して、値段が手頃(1000ルーブル=1600円くらい)という点ではおすすめかもしれない。

 

※ 国別危険運転ランキングでは、ロシアは11位にランクインしている。

https://www.hotcars.com/ranking-the-top-20-countries-whose-drivers-cant-drive/

 

3.アパートタイプのホテルの利用

モスクワには、集合住宅(アパートメント)の一室を観光客に貸し出すタイプの宿が結構あるらしい。ホテルのレセプション等はなく、全てのやり取りはメッセージもしくは電話で行われる。なお、自分が泊まったホテルは、WhatsAppを持っていて、ロシア語/英語で電話できないと、部屋にすらたどり着けない仕様だった。

初見殺し過ぎるだろ…

airbnbとかではなく、Booking.comやAgoda等の予約サイトで普通のホテルっぽく載ってるからタチが悪い(特にアパートタイプのホテルといった記載はない)。

サイトでの評価はすごく高いのに、なんでこんな不案内なんだ、と思ってコメントを見るとコメントの大半がロシア人旅行者だったりする。ロシアでは一般的、もしくはそもそも外国人の利用を考慮にいれていないタイプの宿なのかもしれない。